朝日社説 東アジア―共同体をともに磨こう

 アジアの街角のようなところにはどこにも華僑がいる。華僑はその街角にとって悪い存在ではないし、それなりにその地になじんでいくが、それでも浮き上がる。華人はかならずしも中国を代表しない。しかし、浮き上がった華人はその地で中国に見える。中国はアジアにとって異質な存在だというなんともいえない違和感はあまり解消されない。たぶん、朝日社説の執筆子はそういう感覚を知らない。

 ミャンマー民主化をどう実現していくのか。今回、発足した政府間人権委員会を大きく育てていってもらいたい。食糧安保や貧困軽減、メコン開発など、地域が抱える課題解決の力もつけねばなるまい。

 たしかに、「ミャンマー民主化をどう実現していくのか。」を問うべきなのだろう。問うことが可能なら。そして中印のパワーゲームの現実も理解したほうがよい。

 日中韓ASEAN東アジア共同体の構築は、どちらの推進力が欠けても達成できないだろう。

 アジア・イスラムもお忘れなく。