朝日社説 イラク空輸実績―防衛にも透明性をもっと

 まあ、端的に言えば憲法違反だ。自民党政権もわかってないわけでもなかっただろう。それをせざるをえない背景もあった。解決できるなら解決したほうがよいが、杓子定規に行くものでもない。

 日米核密約をはじめ、自民党政権時代の不透明な政策運営は国民の政治不信を招いてきた。外交、安全保障の分野でも透明性を重視する新政権の姿勢は歓迎だ。
 自衛隊に対する文民統制の根幹は国会によるチェックである。だが、55年体制の下では、軍事機密が絡むとの理由で国会への情報提供は極めて限られ、この原則が空洞化していた。
 政権交代の時代に入った今、これを早急に改善してもらいたい。必要な情報は積極的に国会に提供し、政治家がチェックを利かせられる仕組みを考えるべきだ。

 問題はその先なのだが。
 まずは給油法の行方を拝見。