毎日社説 社説:「故人」献金問題 首相は逃げずに説明を - 毎日jp(毎日新聞)

 首相は「元秘書の独断だった」と強調し、「個人献金があまりに少なく、それが分かったら大変だったという思いがあった」などと説明する一方、個人献金額は削除分を除いても他の政治家より多いと指摘されると「企業献金がなかなか集まらない焦りではないか」とも語るなど、一貫性に欠けるからだ。
 加えて、毎日新聞の取材では削除された「寄付者」のうち10人は「実際に献金している」と証言。虚偽が発覚した後の調査もずさんだった疑いが出ている。

 鳩ポ疑惑、総額で見れば大したことないし、大金持ちらしく怪しい出所のカネもなさそうだが、これはさらに遡及して問題が広がりそうで、もうアウチレベルだろうと思う。というか、これをアウチにしないマスコミと国民の信というのがあれば、それはそれはそれで見上げたもんだなと思う。まあ、政治資金なんて民主主義のコストなんだからがたがた言うなという私レベルの認識が広がるのもよいのではないか。

 民主党では原口一博総務相が代表を務める政党支部政治資金収支報告書で寄付の記載漏れが発覚し、藤原良信参院議員の資金管理団体が建設資材会社から事務所と光熱水費、人件費の無償提供を受けていることも分かった。

 このあたりも仔細を調べると、法的にやばいとまでは言わないが、利権の構図は見えてくるのだろうな。世間の仕事は減っているが、マスコミの仕事は増やそうと思えば増やせる。