日経社説 鳩山・岡田外交は不安を解消できたか : NIKKEI NET(日経ネット)

 給油をやめる場合、(1)給油以上に意味があり、(2)安全性も同等以上であり、(3)「小切手外交」と批判されない人的貢献――が要る。そうでなければ支援の縮小になる。首相が考える代替支援は中身が明確でなく、条件を満たすか判断できない。

 このパズルが解けるものかな。

 これに限らず、首相発言は曖昧(あいまい)さが目立つ。例えば胡錦濤国家主席との日中首脳会談で「東アジア共同体」に触れた。就任直後の記者会見では「アジア太平洋の共同体」と述べており、両者は米国を含めるかどうかの基本的な違いがある。米側は戸惑う。

 これはナンセンスなのでどうということではないが、不用意に言うものだから、胡錦濤さんも困惑。

 私たちは鳩山政権に、特に対米政策での君子豹変(ひょうへん)を求めてきた。「易経」にあるこの言葉には「小人革面」が続く。「小人は面をあらたむ」と読み、君子が鮮やかに態度を変えるのに対し、小人は表面は変えるが、実際はメンツや自説にこだわるとの意味である。
 首相、外相の「日米同盟強化」が小人革面ではないと信じたい。

 ナイスなツッコミ。