読売社説 来年度予算 「トロイカ」で編成はどう進む : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 急ごしらえの「トロイカ体制」で、予算編成はうまくいくのか――。
 菅国家戦略相、藤井財務相、仙谷行政刷新相による、予算作りの新たな仕組みのことだ。
 予算の大枠を示す国家戦略局の暫定組織である国家戦略室と、無駄の排除を担当する行政刷新会議の設置が18日に閣議決定された。鳩山首相と3相らによる閣僚委員会の協議も始まった。
 政治主導を掲げる鳩山内閣の来年度予算の編成作業が、事実上スタートしたが、3相がどのように予算編成にかかわるか、役割分担がはっきりしないのが実態だ。
 藤井財務相が、財務省主導の編成を主張したことで、3相間の主導権争いを懸念する声もある。

 いやはやもう勘弁してくださいよ的な世界。
 ダメになるという予想の予定調和がこうも調和的なのはとほほ。そこに亀井さんみたいなヒールも出てくるし。面白いという点では評価するけど。

行政刷新会議が無駄減らしでどんな成果をあげるかは不透明だ。スタッフの選定はこれからである。予算査定を任されてきた財務省主計局とどう棲(す)み分けるか、という問題も残る。こうした点を早く詰める必要があろう。

 ただ、どうも財務相民主党間での手打ちというか、まあ、民主党というよりアレだが、財務相焼け太り路線になるか。菅国家戦略相だなと思う。この人、権力志向だけど、フィロソフィーっていうのは皆無なんだよね、いや原則と実務がないわけじゃないのだけど。麻生さんのちょうど逆のような人。