日経社説 核軍縮の足音か幻聴か

 冷戦核は使えないし、そんな失費もできない。でも、ミャンマーですら核化したいし、イランの核化はもうオンスケジュールだろう。次はエジプト、トルコと続くという展開のようだが、その前にイスラエルもだがサウジが発狂する。実は、イラク戦争の前もそういうフレームだったのだが、少しスケジュールが遅れた。解決策は失敗した。こうした中、中国様は冷戦核にこだわる旧体制の軍幹部と、もう少しまともな人々がたぶん対立しているだろうが、基本的に中国は内戦的な権力が重視されるから対外的には混乱を極めるだろうし、インドが核化している手前、中国でまともな軍のセンスを持っている人にはしょっぱい時代が続く。しかしそうしている内にも中国が資源外交で撒いたカネが、途上国の核に化けて、こんな世界でええんかなと中国様も悩む。このストーリーに日本はない。