日経春秋 春秋(7/30)

 「王子」なる言葉がもてはやされるのは、さわやかさや清潔さだけでなく、少年からおとなへ脱皮しようとする健気(けなげ)な若者のイメージがあるからだろう。ハンカチ王子しかり。ハニカミ王子しかり。しかし、この王子にかぶせる冠は「ハジナシ」しかなかろう。▼プリンスホテル日教組との契約をめぐって厳しい判決を受けた。この王子、集会場として貸す契約をいったん結んだのに一方的に破棄した。

 あまり偉そうに言うと、逆に批判されそうだけど、こういうところに教養が出てしまうものかな。執筆子単純に、「王子」=「プリンス」と思っているのだろうと思う。
 まあ、そういう意味もあるし、そういうふうに書かないと通じないというのはあるだろうし、自分もそう書いてしまうことがあるし、「プリンスホテル」の語義の歴史の含みもあるのだけど。
 参考までに⇒極東ブログ: リヒテンシュタインについてのつまらない話