ログイン・曇り

 深刻に悩むというものではないが、無意識に過去の記憶が整理されているのか、30代半ば以前が、記憶はあるものの他人の人生のような感覚はあり、ではこの今の自分は何かと無意識に考えている。こうした「整理」のプロセスは、ユングではないが死への準備というようなものなのだろう。もう少しまともに考察すれば、生物個体と類とのなんらかの調和のプロセスなのだろう。人類種の場合、女は生殖を離れてけっこう生き延びる。おそらく類のなかに、共同生における「おばあちゃん」の役割が生物学的に埋め込まれているのだろう。顧みて男はどうかというと、そこまで生存はできない。50代くらいでそのあたりのwindupがあるのかもしれない。夢は見たが覚えていない。意識の流れに、ところどころ途切れがある。脳の劣化か、脳機能の変成か。以前なら気がつかないものだっただけかもしれない。