日本は資源のない国とか言われるけど
資源はあるんですよ。human resourcesが。
識字率が高く、そしてさらに均質で高度な教育を受けた国民を1億人抱えている国というのは、世界にはないし、たぶん、出てこないんじゃないかと思う。(コンビニで人募集するとほいっとできてしまう国というのはそうはない。)
なので、それをどう使うかということ。
で、どう使うかというのは、対外的にどう使うかということになる。
というのは、いわゆるエネルギー資源とか食物とかは、日本にはない。これらは一定量は国家の安全保障に関係するけど、安全保障という点で見るなら、それ自体ではなく、自由貿易が世界に成立しているかどうかいうこと。
なので、ごく簡単にいえば、日本が存立するには、
- 自由貿易があること
- 人的資源を対外的に活用できること
となる。
ただ、このモデルはなんとなく、戦後の日本復興的なイメージがあるけど、未来的には、日本の人的資源というのは、消費、しかも、高度な、知的な消費であり、その消費の反面として他国に生産を促すような仕組みにすることではないか、と思う。
まあ、この話は以前にもなんどか書いた気がするけど。
追記
⇒はてなブックマーク - 日本は資源のない国とか言われるけど - finalventの日記
hit-and-run ここまで目新しくない主張をするブログも珍しい。要するにイノベーションってことでしょ。 2009/05/04
「要するにイノベーションってことでしょ」とすると「ここまで目新しくない主張をするブログ」になるのはそうですね。
まあ、特段目新しいことではないけど、私が言いたかった含みの部分を言うと、自由貿易を維持するのに日本は必死になるよ、というのと、内外をつなぐ人材が重要になるよということでした。