朝日社説 北朝鮮ミサイル―国際結束で脅威を抑えよ : asahi.com(朝日新聞社)
朝日の論調が変わったな。以前なら、北朝鮮は悪いというのを前半において、「しかし」というふうに修辞を弄して擁護論に導いたものだった。今回も中国の立場への配慮があるだろうかと読んでいくと、さしてない。イランへの言及すらあった。
イランは2カ月前に衛星打ち上げに成功した。こちらも安保理決議を無視し、核開発につながるウラン濃縮を続けている。そのミサイル開発には北朝鮮が協力しているとも言われる。
一昨年、シリアの砂漠にある建物をイスラエル軍がいきなり空爆した。北朝鮮が支援していた原子炉関連施設だった、と米国が発表した。
インドとパキスタンが核武装してにらみ合い、北朝鮮はパキスタンの「核の闇ルート」とつながりがあった。
核やミサイルに絡む技術、資材が世界を行き来する。そんな現実の一極に北朝鮮がいる。
シリアの核施設については私がこれを書いたころは陰謀論みたいに言われたこともあった。パキスタンとの関連とかも。
これ⇒極東ブログ: イスラエルによるシリア空爆からシリアと北朝鮮の核コネクション報道のメモ
これとか⇒極東ブログ: イスラエルによるシリア空爆の対象は北朝鮮設計の原子炉だったか
これも⇒極東ブログ: 北朝鮮核実験実施
一時期は工作員と限らないだろうが組織的な攻撃を受けたものだった。私を匿名ブロガーとして、なので本名を暴けば攻撃になるとされたり、レトリックを駆使した匿名攻撃も受けた。いやものだった。私をネットウヨとかにしたいのだろうが、私は北朝鮮をバッシングしたいとは思わない。逆に北朝鮮で苦しむ国民をなんとか救うにはどうしたらいいのだろうと思っていた。北朝鮮で殺されていったのは民衆である。国家から思考する人々にはそうした思いは通じない。
しかし時は流れるものだ。朝日新聞の社説でこうした文章を読むようになった。
ざっくばらんにいえば、みなポジションで動いているからで、それぞれのポジションが変わったのだろう。私もポジションだろと言われる。私本人としてはそういうつもりはさらさらないが、そう言っても詮無い。私は大筋においてブログを開始した6年前からあまり変わっていない。変わった部分があるが、基本は変わっていないように思う。自分では、みんなが過ぎていく、変わっていくなと、思って風景のように過ぎていくものを見ている。