朝日社説 米排ガス規制―日本メーカーにも好機

 これは執筆子がよくわかってないのかも。

 米国の消費者が好んで買っていたのは、ガソリンをふんだんに使う燃費の悪い大型車だった。ビッグ3はそれに甘えて大型車ばかりを大量生産し、燃費改善努力を怠ってきた。米政府もビッグ3の競争力が一段と低下することを恐れ、容認してきた。
 それを批判したのが環境問題に熱心なゴア元副大統領だ。日本でも公開されたドキュメンタリー映画不都合な真実」でゴア氏はこう指摘した。燃費がいい車をつくっているトヨタ自動車やホンダと比べ、ビッグ3の経営が悪化している。つまり国内メーカー保護のために環境基準を緩くしている米国の政策は「時代遅れだ」と。

 これ、つまり環境によい燃費のよい車を作った日本がよくてと読まれるのではないか、あるいは、執筆子もそう考えているのでは。
 もちろん、それもないわけではないけど、GMの問題というのは実際にはこれ金融機関だったというのがまず。それから燃費がいい製品を作るべきかは市場と経営の問題なので二義的。あと日本車というけど、米国南部で作っておりあまり日本がという文脈ではない。さらにこの地域ではようするに日本資本は労組が弱いのとバランスして賃金を抑えてきたことのメリットのようなものもある。
 まあ、難しいようだけど、ようするに普通に合理的な経営かという問題で、環境問題とかを出して薔薇色の未来を描いてもなという感じ。