朝日社説 保育制度改革―「未来への投資」を急げ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これは識者が書いたのか、朝日には識者がいないのか微妙なところ。

 市町村が支給する利用券で保育所と利用者が直接契約する案もあった。いわば市場原理に基づいた自由競争だ。これでは保育の現場に格差が生まれかねない。競争で淘汰(とうた)が働き、近くに保育所が一カ所もない事態もありうる。この案は採用されなかった。

 バウチャーを指しているのだろうか。バウチャーは格差になるからいけない? というかこの論調では自由競争はいけないと言っているみたいなので論外なのかな。

 いずれにしろ、保育所を増やすには財源が問題になる。潜在的な待機児童は約100万人とされ、運営費だけで約7千億円前後が必要だという。
 改革は消費税引き上げを前提にしているが、いつになるかわからない。
 もともと、欧州に比べて日本は家庭や子どもへの対策の費用が少ない。
 欧州ではスウェーデンなど、幼稚園と保育園を一元化したうえで保育・幼児教育に力を入れている国は多い。人員配置も手厚い。将来を担う子どもたちを育てる理念がある。それに対して日本は10年以上遅れているという。
 不況下で子どもを預けて働きたい人が増えている。政策の優先順位を上げて財源を手当てすべきだ。
 「未来への投資」は引き延ばすことなく、素早く実行に移してほしい。

 要するに消費税を上げろとしか読めない悪文、というか、悪文でなければ財務省側のフカシネタに保育問題を使うなよ。
 一元化の議論はそれなりに進んでいる。
 まあ、ちょっとこの話は現場レベルというのがあって簡単には論じることができない。
 保育以前に結婚をということがあり、結婚というのは社会的にみれば世帯の所得の問題なんで、そこをなんとかしないといけない。というか、お嬢マンを食わせるゴリラウーマンが、がんがん稼いで……という展開でないとダメかな。