丘の学を好むに如かざるなり

 韓リフ先生⇒柳川範之『独学という道もある』 : 2009-02-19 - Economics Lovers Live
 その本を読んでないし、独学、というキーワード以外は話題はそれるのだけど。
 コンピューターテクノロジーというのは、どうも独学というのが効くみたいだ。なぜかと思ったのだが、学習手順が公開されているというより、現物の全てであるソースが公開されていて、それを読み込めばいいからなのだろう。
 他の分野で独学はというと、率直にいうと、最近、私は違うかなと思いつつある。自分がたいした人じゃないので僭越なんだけど、頭のよい人でも専門のある人でも、あれれ、そこの学問の一番基礎的なことや感性が抜けていると思うことが多い。いや、まさに私こそすかすかだんだろうと反省するけど。
 学問というのは、サイエンスとアートからなっていて、アート部分の独学というのは効かないのかもしれない。
 まあ、あまり否定的にいうのもなんだが。
 それと、独学というのは、アカデミズムに結びつくより、青春が終わり、生物としての人の役割が薄れるころの自分のありかたに関係しているのではないか。丘の学を好むに如かざるなり、と。もちろん、その学は、礼を指し、礼とはということになるが。
 が、その礼も極めれば、仁であり、ぶっちゃけ人の生き様というものだろう。ぶっちゃけすぎ。
 でも、学を好むというのはよいのではないかな。