日経社説 「停戦」を中東和平交渉の復活につなげよ

 イスラエルパレスチナ自治政府の直接交渉や、トルコを仲介者とするイスラエル・シリアの間接交渉などは昨年末から凍結状態に陥った。国際社会はガザでの停戦を持続させると同時に、さまざまな道筋での中東和平プロセスの復活を全力をあげて進めなければならない。

 そううまくは行かない話は書いたが、今回の停戦では、ようするにブッシュに泥道を塗りたくったことになった。ライスが裏で動いているのだから、ブッシュはそのデメリットを知っているはずだった。こういうとき、ブッシュさんはたぶんライスの言うとおりにそのくらいの泥を被る人であると思う。が、そういうねじれた美談ではなく、それなりのメリットがどっかにあったはずなんで、それはなんだろと思う。