ログイン・快晴

 窓の外に謹賀新年と付きそうな富士山の偉容が見える。
 昨日は正月物の買い出しに出かけた。まだ時期が早いのかそれほど混んでなくほっとした。あるいは、今年の年末は不況の煽りでしょぼいというだけかもしれない。ガソリンはだいぶ安くなったのでそうした面での落ち込みは減るだろうが、環境にとってよいことではないだろう。
 夢は見たが忘れた。ニュースでは不況の関連の話ばかり聞くし、街中も寂れたふうに見える。自分の人生も先細りだろうなと思うと心が沈む。若い日には絶望があったが、それは希望が実現されないという悔しさの裏打ちであったが、この年齢になるとそういう希望すらなく、よって裏打ちされる絶望も彩りが霞む。気分の持ちようでもあり、清貧にして心豊かに生きる転機とすべきかと思うが、そりゃ違うだろうという思いもあり、一様ではない。