読売社説 欧州利下げ ユーロ圏の景気悪化は深刻だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 すでに大幅な円高・ユーロ安が進んでいる。さらに円が急騰すれば、日本の輸出企業にとって、大きな打撃となる。
 欧州の景気動向から目を離すわけにいかない。

 私としては、読売のこれは視点がずれていると思う。まず、ユーロは非ユーロの欧州域との対比のなかでは安定している。また、日本は輸出依存から早く脱するべきだった。
 現状としては、北京側のインテリジェンスに頼み、大陸で消費文化が起こることだ。だが、中国を見ているこのあたりが錯綜している。一時期の上海勢力や古いタイプの軍の勢力もあり、また、北京側の勢力もあるなか、日本に学ぼうみたいな動きすらある。そこが非常に困惑する。
 日本のデフレは避けられない。うまく中国に売り込むように産業構造を変えていくしかないし、それは中国の国内消費が起動に乗れば日本は自然に変化できる。
 問題は、まじで、チャイナリスクだ。もっと言うと、マクロ経済学的な叡智というのは、こういうときにきちんと働くものなのだろうか。