ノーベル賞、メモ
ちょっとメモ。
⇒ヨハネス・フィビゲル - Wikipedia
ヨハネス・フィビゲル(Johannes Andreas Grib Fibiger、1867年4月23日-1928年1月30日)はデンマークの病理学者。1926年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
あまり書いてない。
フィビゲルは1907年にネズミの胃癌を比較研究している際、線虫の一種 Spiroptera carcinoma を発見した。この線虫はネズミのえさとなっていたゴキブリを宿主として広く分布しているものであった。胃に異常が認められないネズミに線虫が寄生したゴキブリを与えると、高い確率で胃癌を発生することを確認した。フィビゲルは1913年、世界で最初に人工的にがんを作り出したことになる。ついでネコに寄生する条虫を用いて、ネズミに肝臓肉腫を起こすことにも成功した。
当時はフィルヒョーの反復刺激説が議論されており、フィビゲルの仕事はフィルヒョー説の有力な証拠とされた。後年の研究により、線虫によってがん化するネズミはまれな系統に属するものだけであることが分かっている。
というか、はっきり書いてない。英語のほうもそう。
ほいで。信州人、上田の人。
⇒山極勝三郎 - Wikipedia
幻のノーベル賞
当時、癌の発生原因は不明であり、主たる説に「刺激説」「素因説」などが存在していた。山極は煙突掃除夫に皮膚癌の罹患が多いことに着目して刺激説を採り、実験を開始する。その実験はひたすらウサギの耳にコールタールを塗布し続けるという地道なもので、すでに多くの学者が失敗していたものであった。しかし、山極は、助手の市川厚一と共に、実に3年以上に渡って反復実験を行い、1915年にはついに人工癌の発生に成功する。
その一方で山極による人工癌の発生に先駆けて、デンマークのヨハネス・フィビゲルが寄生虫による人工癌発生に成功していた。当時からフィビゲルの研究は一般的なものではなく、山極の研究こそが癌研究の発展に貢献するものではないかという意見が存在していたにもかかわらず、1926年にはフィビゲルにノーベル生理学・医学賞が与えられた。
ま、そう。
後年、フィビゲルの研究はごく一部のネズミにのみ再現可能であることが実証されており、現在の人工癌の発生、それによる癌の研究は山極の業績に拠るといえる。
当時の選考委員のひとり、スウェーデンのフォルケ・ヘンシェンは来日した際に「山極にノーベル賞を与えるべきだった」と当時の選考委員のミスを悔やんだという。また、選考委員会が開かれた際に「東洋人にはノーベル賞は早すぎる」との発言があったことも明かしている。[1]
つまり、フィビゲルの研究が間違いとも言い切れないが、ノーベル賞はミスだった。
ただ、このウィキペディアだけでそう言えるかというと、ちょっと微妙。
ちなみに、山極勝三郎の英文の項目はない。
先の言及の典拠はこれか。
100人の20世紀〈上〉 (朝日文庫): 朝日新聞社, 朝日新聞= |
栄光なき天才たち (4) (集英社文庫―コミック版): 森田 信吾, 伊藤 智義: Amazon.co.jp |
これには間違いと書いてある⇒How to Win the Nobel Prize: An ... - Google Book Search
概ね、フィビゲルのノーベル賞受賞は間違いでしたというのは、定説としてもよさそうな感じだな。