毎日社説 社説:荒れる子供たち 調査結果を具体策に生かせ - 毎日jp(毎日新聞)

 今回、暴力行為増加が注目され、その背景に何があり、緊急にどのような対処が必要なのか方策が求められている。机上論や内輪話にとどめないためには、実例に立ち、経緯や要因、対応の成否や工夫など現場の経験と教訓を広く共有しなければならない。

 という文脈からするっと。

 事態は旧来の経験則より先に進んでいる。
 例えば、携帯電話やパソコンを使って中傷する「ネットいじめ」は、加害者、被害者の立場が簡単に入れ替わったり重なったりする。外からは気づきにくく、調査では、いじめ認知件数全体の6%足らずだが、前年より2割も多い増え方をしており、かなり潜在している可能性が高い。

 ネットいじめに移る。
 私が問題だと思うは、教育現場における暴力の増加ということは、明白な身体的な暴力の被害者を産んでいるということなのだから、それの実際的なプロテクションが最初に議論されるべきことだと思う。
 このあたりの問題には、いろいろ識者の議論もあるかと思う、というか、識者をいわゆる教育的・倫理的な方向性だけじゃなくて、動物行動学みたいな部分も含めてよいように思う。その結論をどう反映させるかは慎重な対応が必要だとしても。