日経春秋 春秋(10/31)

 「いいかげんな男というのは、ほんとに一生懸命やらないと、いいかげんに見えなくなってくるんですよ」。いいかげんな男を演じて右に出る者のなかった植木等さんの述懐である。各国の政治家の姿を見て、この言葉を思い出した。▼「頼れる男は、ほんとに一生懸命やらないと、頼れる男に見えない」。政治ではこう言い換えられようか。

 それは、すごく、ちがう。植木のことも理解してなげ。
 よもや知らないとか⇒「夢を食いつづけた男―おやじ徹誠一代記 (朝日文庫): 植木 等: Amazon.co.jp: 本」
 戻って。

まして金融危機の渦中だ。リーダーの資格ありと思われ続けなければ、リーダーは務まらない。優劣が見えてきた米大統領選には、危機の源にいながら頼れる男を演じられないブッシュ大統領が影を落とす。

 バーナンキ僧正とポールマン禅師を立てただけで十分。