読売社説 バブル後最安値 与野党協力し対策実現急げ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 急激な円高は、輸出産業に深刻な打撃を与えかねず、望ましくない。だが、通貨の強さは経済力のバロメーターでもある。
 過去の株価下落と違い、円安も進む「日本売り」は起きていない。世界の投資家が、欧米などより日本経済は強いと、評価している証左ではないか。
 円高で、原油などの輸入コストも下がる。痛みに耐えて産業の構造改革を進めれば、一段と強い日本経済を構築できよう。

 多分にレトリックに過ぎない面もあるけど、円高が20%くらい急激に上がったから、ちょっと経済学的には阿呆な言い方だけど、株に固定の価値があるなら、株は20%くらい下がっておかしくもない。まあ、ドル基軸かよというのはなんだが。
 今の株下げは会社の固有の価値としてのバランスとしては、世界経済の沈没のお付き合いに、中国リスクが加味していると見て、それにマネーゲームかなという線のぎりぎりかな。
 しかし、原油が下がってうかれている人もいるけど、原油高の正体がマネーの暴走だったとすれば、目下の状況はただ局面を変えただけでもあるし、このどうしようもないマネーを減速する必要もあるだろうか、当面はこんな感じか。
 ちょっと陰謀論めくけど、薄目でイラク戦争、石油高騰、グローバル経済の沈没という流れで見ていくと、なんのことはない、それが第二次冷戦であり、今はその冷戦の後半戦になっているというふうな光景が見えないでもない。っていうか、プーチンはそう見ているんじゃないかな。しばらくは死ねないって感じか。ロシア魂っていうのはあるだろうな。