日経社説 新興・途上国の経済危機防ぐ国際協調を

 経常収支が赤字に転じている韓国ではウォンが対ドルで一時、アジア金融危機で混乱した1998年9月以来の安値を付けた。李明博大統領は「アジア危機当時と状況は異なる」と火消しに躍起だ。
 アジア危機を教訓に多くの新興国は外貨準備を積み上げた。外貨準備高は今や中国が世界で1位、ロシアが3位、インドが4位。最近の自国通貨防衛の介入で減ったものの、韓国の外貨準備も危機当時の約10倍、2000億ドル以上ある。

 もうちょっと早めに社説とかで指摘すればよかったような。

 日中韓ASEANの間では危機の際に2国間で外貨を融通しあう「チェンマイ・イニシアチブ」の枠組みがあるが、より機動的に運用するために多国間の通貨融通協定に移行する方向で調整が進んでいる。新たな枠組みづくりでも日本は大きな責任を負う。

 微妙な問題はあるけどね。