日経春秋 春秋(8/10)

終戦で中国や朝鮮半島から内地に引き揚げた人は、お金や証券の持ち帰りが制限され、規定を超えた分を出港地の総領事館や上陸した場所の税関に預けさせられた。規制を解いた1953年9月以降、引き取りに行けば返してもらえるようになったが、今も古いお札や預金証書、国債などが大量に残されたままだ。
▼それでも毎年1000件を超える問い合わせがあり、百数十人に預かり品が返還されている。戦後はまだ終わっていないのである。

 記念という程度の意味しかないかな。
 世の中は国の保険業務をバッシングしているけど、意外と当時の記録は残っていたりする。国家というものだなと呆れたことがある。