マンデルブロかあ

 ⇒禁断の市場 - 池田信夫 blog

これは初期には、もっぱらコンピュータ・グラフィックスで有名になったが、彼がフラクタルを発見したのは株価の動きからであり、「あなたは自分の職業を何だと考えているか」という質問には「経済学者」と答えている。

 そう。
 ⇒ブノワ・マンデルブロ - Wikipedia

1951年からマンデルブロは数学だけでなく、情報理論、経済学や流体力学の研究と論文発表を行なった。これらの研究の結果、彼は長距離秩序と自己相似という二つの研究テーマを選んだ。マンデルブロは金融市場の価格変動が正規分布に従わず、安定分布にtheoretically infinite varianceをもって連動していることを発見した。彼は一例として、綿花の価格はパラメータが2の正規分布よりも、パラメータαが1.7の安定分布に従うことを突き止めた。

 で。

1979年、ハーバード大学数学科の客員教授として勤務している間、マンデルブロはジュリア集合と呼ばれる、複素平面においてある変形を加えても変化しないフラクタルについての研究を始めた。この図形は以前ガストン・ジュリアとPierre Fatouによって研究されており、マンデルブロはコンピュータを使って、数式 z^2 - μ のイメージを得た。ジュリア集合のトポロジーが複素パラメータ μ にどう依存するかを調べる過程で、後に彼にちなんで名前が付けられることとなるマンデルブロ集合を発見した。

 ほいで。

1982年、マンデルブロは自身の理論を拡張し、The Fractal Geometry of Natureとして発表した。この論文の影響により、専門的な分野と一般的な数学の両方で、マンデルブロの理論は主流となった。

 実は、1924年生まれのマンデルブロは実質1982年まで目がでなかった。IBMがなにげに飼っていただけ。というのもなんだが。
 ついでに。
 ⇒ジュリア集合 : マンデルブロ集合 - Wikipedia
 依然ウィキペディアの記載は薄い⇒ガストン・ジュリア - Wikipedia
 で、以前補足した。
 ⇒極東ブログ: ガストン・ジュリア