朝日社説 物価高―食卓の風景を変えよう : asahi.com:朝日新聞社説

 30年ほど前にさかのぼってみよう。1980年の自給率は53%だった。
 そのころ食べるのはコメが中心で、肉や魚のおかずに野菜の煮付けに漬けもの、それに具だくさんの汁物といったところだ。
 こうした栄養バランスのいい、日本の風土に合ったメニューを毎日の食事のなかで、増やしてみたらどうだろう。身近な旬の食材を使えば、世界市場の影響をあまり受けなくて済む。自給率を高めることになるし、健康を取り戻すことにつながる。

 そのころの日本の食事は、GIゲロ高、塩分過多(たんぱく質が少ないと塩分への要求は相対的に上がる)、たんぱく質は少ない。日本人は脳内の血管をぶちぶち切って死んでいった。もちろん反面、現代では梗塞が多くはなったが。

 一人暮らしの人や働く女性が多くなったため、外食に加え、調理済みのおかず「中食」が増えた。これは便利だが、やはり割高だ。時間をやりくりして自分で作る機会を増やせないものだろうか。

 買ったほうが安いね晩のおかず♪ですよ。
 自炊なんかできるだけやればいいのであって、そういうものに生活の時間を拘束されないように