そういえば思想というものに

 そういえば思想というものに関心がなくなってきた。哲学にもそうなので、一般的な老化の現象かもしれない。反面歴史には関心が深まるし。やばいかな俺。ま、どうでもいいけど。
 西洋人の思想っていうのは、なんか、オカマのぞっとするような悲しみみたいなものがないと無理なんじゃないかっていう気がする。
 そうじゃない思想というのもあるのだろうけど。
 どうも友愛原理というのはオカマのそれと原理的に同型なんじゃないないだろうか。つまり、国家原理というのは、オカマの問題なんじゃないか。
 レズビアンの問題と言い換えられるかよくわからないけど。
 たぶん、日本だと、70年代以降かな、60年代は思想も哲学も基本的にマルクス主義だったから。で、70年以降、おフランス思想みたいなのが入ってくる。その前に、戦前ベルクソンブームみたいなものもあるにはあるけど。
 おフランス思想というのは、単純にいうと田舎の思想で、ドイツの引け目のなかにいたわけで、基本的にはこれもマルクス主義の亜流みたいなものだったのだろう。亜流っていうのもなんだけど。ヘーゲルみたいなものがべたにフランスに入ったかわからないけどというかべたにコジェーブとかで入ったというべきでもあるのだけど、戦後のなかでどうもマルクス主義ちがうんでねが出てきて、そういうなかでハイデガーの人間論みたいなものが、対マルクス主義的な枠組みで出てきたのだろうけど、結局ハイデガーはむしろアンチヒューマンな哲学なのでその射程は最初から、いわゆるポストモダニズムというのは内包されていたのだろう。
 で、そういうの、日本の70年代以降は、ようするに中産階級の知的余剰という意味しかないし、80年代にはただのお遊びになってしまった。その後は、どうなんだろ。っていうか、根っこにあった問題意識みたいのは消えてしまったのだろう。
 っていうか、思想も、思想業界みたいなんじゃないかな。っていうか、そのあたり結局業界倫理みたいのが先に立つのではないかな。わからん。
 
追記 ナチズムとナショナリズム
 ⇒Nazism - Wikipedia, the free encyclopedia

Nationalism
Hitler founded the Nazi state upon a racially defined "German people" and principally rejected the idea of being bound by the limits of nationalism.
ヒトラーはナチ国家体制を人種的な”ドイツ民族”で定義し、基本的にナショナリズムの限界によって拘束される考えを拒否した。)