産経社説 【主張】空自派遣違憲判決 平和協力を否定するのか - MSN産経ニュース

 基本的には読売と同じだが。

 憲法9条で禁止されている「武力による威嚇又は武力の行使」は、侵略戦争を対象にしたものと解釈するのが有力だ。国際平和協力活動を違憲という判断は日本が置かれている国際環境を考えれば、理解に苦しむ。

 ここは難しい。私の考えでは自衛隊による国際平和協力活動は違憲性が高いと思う(自衛隊憲法の外部にある)。

 「自衛隊違憲」判断は35年前、あったが、上級審で退けられた。今回は、統治の基本にかかわる高度に政治的な行為は裁判所の審査権が及ばないという統治行為論を覆そうという狙いもあるのだろう。傍論に法的拘束力はない。

 これは意外に重要で、今回の判断は判決には関わりないし、法的拘束力はない。つまり、そこからは市民の政治の問題になる。