今日の大手紙社説

 日銀総裁選びが話題だが、各紙社説は民主党バッシングの様相を示している。だが、私はこれは制度の問題が根幹にあり、次に民主党内の合意の問題があると思う。
 小沢は党内合意というような部分をとりあえず白黒付けさせて次に制度的な問題に持ち込んだのだが、結果的にはそういう政治手法が理解されない。少なくともメディア対策としてはすでに失敗しているのが今日の新聞各紙の状況だろう。
 ただ、今日の新聞の対応を見ると、民主主義が手続きな制度であるということがよく理解されていないようだ。
 
追記
 ⇒asahi.com:武藤・日銀総裁案を不同意、白川副総裁は同意 参院 - 政治

日銀人事が国会同意人事になった98年の改正日銀法施行後、不同意は初めて。一方、日銀出身の白川方明・京大大学院教授(58)を副総裁とする案は民主党も賛成に回り、賛成多数で同意された。
 日銀法が定める衆参両院の同意が不可能になったことで、政府は19日の福井俊彦総裁(72)の任期切れを控え、今後、同じ人事案を再提出するか、別の人事案に差し替えるかの選択を迫られる。