産経社説 【主張】毒物ギョーザ事件 曖昧な決着は許されない

 結論からいうと政治が介入するから曖昧な決着になるというか、ようするに政治の問題でしょう。

 日本の警察庁はすでに、(1)検出されたメタミドホスは不純物が多く含まれ、日本で流通している高純度のものとは違う(2)工場内で密封された包装の内側からも検出された−などの事実から「中国国内で入った可能性が高い」との見方を示している。

 これこそ、疑似科学とか似非科学とかの問題ではないかな。あるいは中国のこの表明も科学的とか言うのだろうか。
 疑似科学似非科学批判とかする人はこういう場合、どういう科学的立場に立つかというと、たぶん、中国からみになると黙ってしまうのではないか。BSEやタミフルのバカ騒ぎでも黙っていた。
 科学はイデオロギーに中立であるべきなのだが、そこは偽装されやすい傾向にある。

 参考⇒ギョーザ事件 中国「実験」一点張り (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 中国側の説明によると実験はマイナス18度の条件下(ギョーザの倉庫保存、輸送、販売時の冷蔵温度)で行われ、1%、10%、30%、60%と濃度の異なるメタミドホスに袋を浸したところ、いずれも10時間以内に袋の内側に浸透したという。
 しかし、実験結果の具体的な数値は明らかにされずじまい。袋の内側に浸透したとしても、日本で検出されたほどの高濃度の成分がギョーザの具にまで染み込むものなのか、その点も明らかにはされなかった。