晴天

 少し霞んでいるけど、雨上がりで、富士山がきれいだ。
 夢は、私がなんとかという新しい種類のワニを買っている。近所に暮らしている祖父の家に数匹持っていく。祖父は30年以上も前に死んだはずだが、ずいぶんと性格が違っていて若々しい。祖父とワニをかまっていると、私が噛まれる。おや、こいつら性格穏和なのにと思っている他のワニも暴走。これはやばいな殺されちゃうかもと思うのだが祖父は笑っている。そのうち、西原理恵子がやってくる。え? 知り合い? そうらしい。人脈というのはわからないものだ。彼女は風船ガムを膨らまして笑っている。私もなんかおかしくなって、いつのまにかワニもおとなしくなった。膨らんでいく風船ガム。どうも鰐皮が柔らかくなったのが凶暴化の原因かなと私は考えている。ところで、サイバラさん、その風船ガム、よくふくらみますねと聞くと、これ液体風船ガム、という。液体タイプの風船ガムなんてあるの?と聞くと、あげる、という。小瓶をもらう。青い液体が入っている。口に含むと少しかたまるかんじもあり、ふーっとふくと口から青いシャボン玉みたいに風船ガムが球体になって飛び出す。これは面白いやと思っていると、たぶんサイバラさんがつれてきた子どもたちが、僕にもちょうだいとか騒ぎ出す。