朝日社説 小沢代表辞意 「政権交代」は偽りだったのか

 朝日の言い分はわかるな。この執筆子は私の考えにかなり近い。

 確かに、小沢氏の説明通りだとすると、国連のお墨付きがある場合にのみ自衛隊を海外に派遣するという恒久法は、首相にとっては大きく妥協したものだろう。日米同盟も踏まえ、国連外の行動にも余地を残したいというのが自民党などの考え方だからだ。首相は大連立ができるなら、給油再開の新法成立にはこだわらないとも述べたという。
 「私個人としては、これだけでも連立に向けた政策協議をはじめる価値があると判断した」と小沢氏はいう。恒久法の論議としては重要なポイントではある。だが、その問題と大連立をセットにして「イエスか、ノーか」と迫るのは、あまりに議論を単純化している。
 小沢氏が本気で海外派遣の恒久法をつくりたいのなら、まず民主党内をまとめ、そのうえで法案を出すなり、政府与党と協議するなりすればいい。いきなり大連立と絡めるのは筋が違う。
 首相の方も、政治の安定を望む気持ちはわかるが、途中の論議を飛ばして結論を約束するのは行きすぎではないか。
 そもそも両党の間には、他にもさまざまな政策で基本的な食い違いがある。何よりも小沢氏自身、政権交代しなければ日本は変わらないと言い続けてきたではないか

 まあ、そういうことだ。もちろん、後段の「劣化」とかは空論だが。
 現実問題として見れば、民主党内をまとめることは不可能というか社共のグリップを排除したのだろう。そのあたりから小沢辞任マンセーが出ていて面白いが、さて、彼らに今後の見通しはない。しいていえば乱世あれということかもしれないが、私は乱世はやだな。