産経社説 大連立論 まず国益ありきが前提 民主党は成熟政党に脱皮を
一瞬、え?と思った。すでにこの話題、各紙昨日すべりまくって、まじかったか、もうタブーだよな空気になったかと思ったら、産経がドーンと。
で、読むに冒頭、おや、書生論。
長年、政権交代の必要性を訴えていたことを考えれば、党首会談に応じることがあるとしても、連立論を検討すること自体に違和感がある。7月の参院選で、民主党に第一党の地位を与えた民意と矛盾する行為だと受け止められることは、小沢氏自身がもっともわかっているはずだ。
かと思いきや。
詳細は発表されていないが、党首会談では自衛隊の海外派遣のあり方を普遍的に定める恒久法に関し、首相と小沢氏との間で大きな歩み寄りが生じた可能性がある。
なかなか産経の執筆子わかっていらっしゃる。
昨日私も⇒極東ブログ: 自民党・民主党の大連立? はあ?
で、どの程度読まれたかわからないけど。あまり舞台裏的なオチは下品なんだが。
という以前に小沢はどう考えているのだろうか。わかるといえばわかる。わからないといえばわからない。ただ、考えの道筋はそれほど難しくない。単純な算数だからだ。
としていちおうの考えのスジはつけたけど。
ちと小沢の動きが変だよという含みを残した。それは。
現実的に見れば小沢民主党代表は福田総理・自民党代表の提案を受けたので、持ち帰って党で検討するというだけのべたな手順だろう。ただ、他にもお土産はありそうだが。
なんかお土産があったのだろう。というか、そのお土産こそが福田会談の突破で、読売だの増税派はこの機に乗じた悪のり……ただマジな部分はありそうだ、お前ら政治が好きだよな、みたいな。
で、問題は、米国なんだよ。放言だとか言うまでもなく、日本は米国の属国だよ。湾岸戦争のときの苦渋を一番なめた小沢を米国が忘れるわけないし、それに日本のマスメディアが小沢を叩きまくってもう再起不能というときでも北京は小沢をしっかり握っていた。
自民党の当面の問題は対米同盟の問題で、単純に言えば米国から見て自民党に政権運営能力があるのか疑問符が付いた。ただし米国としても日本をそこに追い込んだ負い目のようなものと、また次期は民主党政権で日本パッシング(無視)してもいいかもみたいな流れもある。
そういう流れがもある。
とま、ちょっと持説に引っ張りすぎたけど。
ま、産経もそのあたりのことがわかっていそうなので、頑張って後続を書いてくださいな。
私? ま、適当に。