というわけでパキスタンがやばくなってまいりました

 ⇒asahi.com:パキスタンで非常事態宣言 大統領、任期延長画策か - 国際

今回の動きは、判決を封じて11月15日に迫っている任期の暫定的な延長を狙った可能性が高い。

 これはですね。
 ⇒極東ブログ: ブット帰国後のパキスタン情勢メモ

 冒頭にも書いたが現在情勢の判断で重要なのは、最高裁の動向になる。というのも6日に実施されたほとんどフェイクともいえる大統領選に対して、最高裁が無効の審判を下す可能性がある。パキスタン憲法では軍の最高実力者の地位である陸軍参謀長の肩書を持ちながら大統領選挙に立候補することはできないとされているからだ。ただし、この点については議会での承認の経緯もあることや、最高裁が強く反発するなら、選挙自体の実施を認めなかっただろうから、違憲判決がでる可能性は少ないと見られている。また、ムシャラフも表向きは軍を引く形を取る可能性もある。
 とはいえ、法というのは政治とは別の論理で動く可能性もあるし、あるいはその逆に現在のパキスタンの内政の動向を反映するかもしれない。端的に言えば、ムシャラフもブットも広く支持されないという流れになるかもしれない。

 まあ、予想外にというらい内政が荒れてしまったというのはあるかもしれない。
 どうなるか。どうにもならないくらいこじれている。