日経社説 ついに始まった電機再編

 電機業界の再編機運が急速に高まってきた。シャープはパイオニアに14%出資し、デジタル家電の共同開発に取り組む。中堅のケンウッドと日本ビクターは経営統合で基本合意した。事業売買も活発で、京セラは三洋電機の携帯電話事業を、東芝ソニーの先端半導体の生産設備をそれぞれ買収する方針だ。

 ようやく社説に上がったか。

 日本の電機の弱点はプレーヤーの数が多すぎて、資金力や研究開発で海外のライバルにひけを取っていることだ。「ドル箱に育つ」と期待された薄型テレビでも、米市場ではサムスン電子など韓国勢に押されている。携帯電話メーカーは国内に11社あるが、ごく一部を除いて国際競争力は皆無に等しい。

 だったら、もうちょっと別の社説の結論もありそうなんだけどね。