増田古典的青春編 その2

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わたしは頭が良くない。
わたしはいわゆる「空気が読めない人」である。
わたしはコミュニケーション能力が低い。

わかってはいたものの、どうしても受け入れがたくて目を背けてきた事実。
そろそろ戦わなきゃ、現実と。

 現実と戦うかぁ。遠い目。
 よくわかんないな。負けるからおやめなさいとも言えないし。
 いずれにせよサバイブしているのは現実に勝ったやつってことか。
 まあ、なんというか、人をそれほど気にすることはないよとは思う。
 もひとつ。
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この世には自分ひとりしかいないと密かに思っている。そして、それが間違ってると思おうとしてもできない。
 「他人」というのがいる、というのが、どこか底のほうで信じ切れてない部分がある。それを訂正するためには、他人というのを信じてからでないと出来ない。そこで思考が閉じる。

 まあ、わかるんですけどね、その感じ。
 べたな言い方になるけど、他人を信じるか信じないかというのは無駄のような気がする。なんというのか、たとえば、大崎行きの電車が来る、それは、大崎に行くというのを信じているかというと、まあ、言われれば信じているが、フツー、そうでしょ。みたいなもので、哲学的というかまあ考えると到達しないかもしれないとか考えられないわけでもないし云々。でも、品川に行きたいなら、大崎かその手前で乗り換える、という日常を暮らしているわけで、他者というのも、基本的にそうした一環に近いというか、そういうふうに考えて、社会に埋め込められていけば、それなりにこなせるようになる。
 ただ、本質的な問題は残るけど、しかたないでしょ。