はてなスター祭というか

 はてなスター祭も終わったのかよくわからないが(そもそも祭を企図していたようでもあるし)、ブログの世界への提起はあっただろう。一つにはネガコメ問題だ。もうこんな問題、どうでもいいやという感じはしているが、ちょっと思ったことをメモ的に。
 これをいうとまた嫌われるだろうが、基本的にブログはやはりPVとの相関がある、としかいえないだろうと思う。私個人としては、PVどうでもいいやという感じはあるし、そのことについては云々。だが、結果としてPVの影響は受けるし、そのインタラクションがエントリに陰影をもたらす。地雷踏むなら後始末もなとなると踏むのは愚かすぎる、というとき、後始末とはPVのことだ。日数百PVのブログなら放言していればいいし、まさにネガコメ旅団のように自分のブログはもたず隠れてネガコメ打ちまくっていればいいのだが、PVがある水準になるとなかなかそうもいかない。で、炎上についてはこれまでもいろいろ言われてきたが、炎上が起きるのは、やはりある程度のPVのあるところで、しかもある程度この問題構図に鈍感なところだ。鈍感というのは、PVについてのある感触を持っていないのだろう。このあたりの微妙な感覚というのはブログ運営で難しいところで、ブロガー側としては総体や意図で読んで貰いたいが、読み手は断片的にしか読まない。極端な例では気まぐれな校正しかしない。というのは、ようするにブログは商品ではないとことに尽きる。
 個別例を出すとまた誤解されるので一般論だが、これって炎上ネタだよなというのにずんずん進める、けっこう鉄壁なブロガーが増えた気がする。まあ、ネガコメなんか無視無視蹴散らしでいいのだろうというのもあるだろうし、ましてリアル充系と豪語する人にとってネットは幻想ですらしかない。私はというと、そのあたり、主観的に蹴散らすモードにはならない。
 でと、いわゆるネガコメというかネガ問題だが、実際には、PVの低いブログで、なんというのか、ローカルに多発している。話を端折るがミクシィが切れないというのと似たような心性に関連している。
 選挙でもそうだが、ある意味で、世の中普通に暮らしてたらこんな変な人と遭遇することは稀だなというのがぽこぽこと出てくるというか、政治家の発言を聞いているとその大半がなんかネジはずれている。それが政治家の適性というのかもしれない。
 同じようにネットの世界もどうも、それって普通はいないだろみたいな人が目につくシステムかもしれない。というところで、お前が変だろとか言われそうだし、多少の自覚はあるのと、私って普通の凡人だがなとも思うのでそう変人だとか買いかぶらなくてもいいよとも思う。
 ま、この問題は意外と難しい問題がまだまだ潜んでいるように思うし、そこがブログの面白さでもあるのだろう、が、がというのは、基本的に、まいどのことながら、こうしたコミュニケーションはやはりフレームワーク誘導的ではあると思う。ネガコメ連発しているやつ、お前変だろみたいのがシステム側からある程度リフレクトされるべきだし、その意味ではてなスターは問題提起でもあったが、この方向でよかったのかというとわからない。ただ、私がウメっちの立場ならやってごらんと言うしかないだろうな。