そういえば遠い目で

 デザイナーさんの管理というのがとても大変だったな。管理とかいうわけにもいかないし。で、デザイナーさんというのは、つまり、生き残っているデザイナーさんというか、活きのいいデザイナーさんというわけで、こうした人たちは生き残っている=ビジネス・インタフェースがある、というので、ようするにカネを工面すればなんとかなる。ってひどい言い方だけど、スケジュールというのは定量化しないといけないので。
 で、実際には実務には多種なデザイナーさんを使うことがあるわけだが、このあたりで直にその人たちに向き合うのは疲れたものだった。写真の人とかもそう。理屈と感性とか語るのだけど通じないというかいやはや。彼らには彼らの世界のリアリティというものがあってある意味でクリアなんだろうけど。っていうか美感みたいのが仕事に出てくるっていうのは、きっつい(ついでにいうとこうした分野で成功体験をした人は重たい。)。
 プログラマさんについては、私の時代は終わったのでなんだかよくわからない。私の時代はソフトウエアというのは陸橋とか飛行機なんかと同じようなものでようするに分業というか工場というか現場というか。もちろん、技術とかあるんだけど、基本的にメンテが仕事なんで、難しいコード書くんじゃない、仕事の半分ドキュメント書けみたいな。今でも現場によってはそうなんじゃないか。
 簡易言語が出てきたあたりで、スター・プログラマというか出てきたのだろうか。よくわからないが。ストールマンとかまあ一種の聖なる狂人というか。今の時代のプログラマーとは違う雰囲気はある。そういえば中村正三郎さんはご健在というか。
 話は散漫だが、プログラムというのはディテールができないとだめで、そこをきちんとできるかというのはけっこう適性というのがありそう。ただ、分業プログラマというのはなんというか散髪屋さんとあまり変わらないし、お仕事としてはそんなものかな。あとこの世界どうしてもコンピュータ・サイエンスと接触してそのスジのお偉いさんも多いのだけど、実務レベルではあまり関係ない。
 そういえば分業プログラマさんの部分は国外に出るんだろうなというのと、意外と仕様とかのレベルもそうなるんじゃないか。すると重要なのは、サービスの市場側をうまく繋ぐことなんだろうけど、そのあたりの部分でカネを握る人の個性が問われるところかもだけど、とかで、はてなを連想するが、まだまだ爆走するんでしょうね、はてな。どこに行くのかわからないけど。