晴れ、これから曇りか

 空気が澄んでいるせいか富士山が見える。この季節の富士山というのもきれいなものだな。
 金曜日、今週は速かったなとも思うが、水曜日にニューズウィークを見て、え、もう水曜日とか思ったので今日は来るべくして金曜日。ただ、目先に追われてちょっと中長期的な物が考えられなくなりつつある。
 ブログは、これは気分的なものかな、feecle的なものにシフトしてきている。feecle自体にシフトしているわけでもないと思うのだが、ケータイで一行書き、そしてつながりというのは面白い。まだうまく理屈はないし理屈付けると外しそう。
 反面、はてなの重さやいわゆるブログ界的な話題の重さを感じた。ブログ界のコアの部分というか複数的なんだろうけど、数年選手的なコアの部分で、その外の世界とのコミュニケーション意識が変化しすぎているようにも思う。フツーの人はフツーに考えるという部分が、率直に言えば、実はメディアの意識操作の結果だった。その意味で、ブログが脱洗脳的になっているとも言えるのだが、マス的なコミュ意識はない。
 マルコ青年話題(というのもなんだが)、これも率直に言うと関心ない。マルコ青年がこのレベルで下手を打つタマとはとうてい思えないのだがと挙動を見ていると、なかなかの人だね……というあたりから、むしろ巧まざる結果なのだろうけど、ブログの世界の別のものが見えてくるように思えて、それはそれで面白い。ちょっとだけ言及すると、以前パソ通時代はつまんない正義とそのプチゲシュタポが横行していた。実は今でもブログの世界はその派生があちこちいるのだけど、たとえば、歌詞の一行を引用しただけで大騒ぎとかなった。今思うとバカみたいだが、これは一応理屈が付けられないものでもない。しかし、大衆というか普通の人は風呂上がりにふんふん歌ちゃうもので、それが延長したような発言に歌が出てこないわけがない。また歌とはそのように歌われるものだ。という感覚がいつかネットのなかで麻痺していくし、権力化していく。誰かが、おかしいってば、バカじゃねーのエロい人、と言わなくてはならない。ま、云々。
 メディアのほうはというと、参院選のバカ騒ぎか煙幕ばっか、というわけでもないのだが、それほど大事件はないように思える。人によってはあれとかこれとか大事件なんだろうけど。むしろ、日本の国力の低下が問題で、海外の日本人には痛感されるのではないかと思うが、日本内部からはあまり見えない。
 総じて、日本はじり貧坂を転げつつあるなと思うし、参院選のバカ祭りが終わると、しゅーっとしぼんできそうな気もする。まあ、どこまでも行くか。