毎日社説 長崎市長銃撃 蛮行を許してなるものか

長崎市は周辺7町との編入合併や裏金問題などをめぐって、市民の間にも意見対立があったという。警察当局は事前に何らかの不穏情報を得ていなかったのか。

 そのあたりが解明されるべきだろう。

選挙期間中は政治家が平素にもまして群衆の前に姿を見せるだけに、警察は情報収集に努め、必要に応じて身辺警護を含めた警備を実施すべきことは言うまでもない。容疑者は暴力団関係者であるだけに警察の視野に入っていても不思議ではなく、事件を未然防止できなかったことが悔やまれる。

 これは警護すればそれなりに反発もある。また、今回は結果的に暴力団だったが、それを結果論的に言ってもなというのはある。