まあ、そうかなという感じもしている

 リフレ派どうこうではなくてね。
 日本には労働市場がないし、事実上の特権企業がある。
 ⇒トンデモ経済学家元追求委員会vol.8@経済/経済学@いちごびびえす

 リフレ派の議論の中核は、不況下における設備の遊休や失業を克服するため、主として金融緩和を通じて有効需要を創出すること。デフレから脱却しマイルドインフレ(数%程度)にとどめながら。彼らの議論では全要素生産性の話は出てこない。
 林本における多数の実証分析によって、資本効率が90年代に低下したのは、「ゾンビ」企業に資金が滞留したと考えられること、労働生産性が低下したのは、長期雇用による「労働保蔵」で業績の悪化した企業からの労働移動が妨げられたためであることが示された。
 90年代の長期停滞はトレンドからの乖離ではなく、トレンド自体の低下であったことが示されたのであり、貨幣的な手段によって物価上昇率のみをコントロールしても景気後退は防げなかったということが一連の実証分析が示唆することがら。