浅野史郎、メモ

 読売新聞より
 ⇒「なぜ男は性を買うのか 男女一緒に問い直す 80人が10時間にわたり討論」(1992.4.9)

 また女性保護行政で買売春問題にかかわった前厚生省生活課長の浅野史郎さんは「買売春は究極の人権侵害なのに、本人が声を出せず、女性の連帯も得にくいため他人事になっている。これをどうやって自分事にしていくか」と話した。

 ⇒「宮城知事選で日本新党新党さきがけが新人の浅野史郎氏を推薦」(1993.11.02)

日本新党新党さきがけは一日、宮城県知事選(二十一日投票)で、それぞれ新人の前厚生省生活衛生局企画課長浅野史郎氏(45)を推薦することを決めた。

 ⇒「[21世紀に向けて・政党を問う](3)浅野史郎宮城県知事に聞く(連載)」(1998.2.14)

あさの・しろう 1948年、岩手県生まれ。宮城県知事。東大法学部卒。厚生省に入省し、障害福祉課長、生活課長などを歴任。93年の宮城県知事選に出馬し初当選。現在2期目。昨年10月の知事選で政党推薦を拒否する「脱政党」選挙を展開し話題となった。著書に「誰のための福祉か」など。

 ⇒ 「[プロ野球がやってくる](5)浅野史郎さん(連載)(宮城2004.10.5)」

あさの・しろう 1948年生まれ。70年に旧厚生省に入り、駐米日本大使館一等書記官、同省児童家庭局障害福祉課長などを経て、93年11月の知事選で初当選。現在3期目。

 ⇒「[選挙イヤー2005みやぎ](上)知事選(連載)」(2005.1.9)

 加えて、「選挙に強い浅野」というイメージも影響している。浅野氏はゼネコン汚職を受けた一九九三年の出直し知事選で、自民、旧社会、旧民社推薦の前副知事に約九万票差をつけて初当選。政党の推薦を断って臨んだ一九九七年の知事選では、自民、旧新進、公明が推薦する市川一朗氏(現・自民参院議員)に三十万票以上の大差をつけて再選された。さらに二〇〇一年は、自民が候補者擁立を見送って共産推薦候補との事実上の一騎打ちとなり、得票総数の八割を超える約五十三万票を獲得した。
 しかし、浅野氏が初当選した一九九三年度末に約7100億円だった県債残高は、二〇〇三年度末には1兆3345億円に。情報公開と官製談合追放などで成果を上げたが、県財政再建の出口は見えてこない。

 ⇒「浅野知事4選不出馬 「まさか」衝撃走る 報償費など課題残す」(2005.8.22)

◆「情報公開」「福祉」に評価
 浅野県政を象徴する政策は「情報公開」と「福祉先進県づくり」だ。
 官製談合や官官接待の追放、情報公開に積極的に取り組み、成果を上げた。「全国市民オンブズマン連絡会議」による公開度ランキングで1位に7回輝き、「改革派知事」と呼ばれた。県警の報償費を巡っては、予算執行の透明性確保のため関連文書の公開を求め、捜査上の秘密保持を理由に拒否する県警と対立。捜査報償費を削減し、予算執行凍結に踏み切った。
 また、障害者福祉行政に情熱を注ぎ、2004年2月に知的障害者が地域で普通に暮らす条件整備や支援を進める「みやぎ知的障害者施設解体宣言」を発表。多くの知事から賛同を得た。
 一方、財源不足は深刻で、県の借金は約1兆4000億円に膨れ上がった。大幅な税収増の見通しも立たず、財政再建団体への転落も懸念されている。
 
 〈浅野県政の歩み〉 
1993.11 ゼネコン汚職で前知事辞職に伴う出直し知事選で初当選
  95. 9 官官接待の原則廃止を表明
  96.11 県政オンブズマン制度がスタート
  97.10 知事再選
  98. 8 97年度決算で県債残高1兆円を突破
2001.11 知事3選
  04. 2 知的障害者の脱施設・地域生活移行を掲げた宣言を発表
    .11 楽天プロ野球参入で、県営宮城球場の使用権移譲を定
        めた協定締結
  05. 2 県警の捜査報償費を大幅減額。その後、予算執行も凍結
    . 8 竹の内産廃最終処分場問題で、産廃の全量撤去を行わず、
        現状のまま防止策を講じる恒久対策案を発表

 ⇒「宮城県知事選 自民推薦の村井氏が初当選」(2005.10.24)

総務省出身の前葉氏は、浅野知事の後継をアピール、選挙戦後半には浅野知事も二人三脚で前面に出たが、知名度アップにつながらなかった。
  
 ◇宮城知事選確定得票
当 363,519 村井嘉浩 無新〈自〉
  311,406 前葉泰幸 無新
   71,270 出浦秀隆 無新〈共〉

 ⇒「浅野氏の一連の発言 村井知事厳しい批判「非常に無責任だ」」(2007.3.6)

村井知事は、浅野氏が在任した12年間に県債発行残高がほぼ倍増したことについて、「4日のテレビ番組で『借金が増えたのは自分のせいではない、国の責任だ』と話していたが、知事に最も大きな責任がある」と指摘。「地方分権を掲げて県政運営をやり、辞めた後で『借金が増えたのは国の責任だ』、というのは全くの論理矛盾で、無責任」と厳しく非難した。