NHK E=mc2アインシュタインと世界一美しい方程式 見たよ

 ⇒続々登場、2007年の新番組・注目番組(E=mc2アインシュタインと世界一美しい方程式) | 2007年。BSうごく。
 面白かった。肝心の物理学の説明がなおざりなんでなんだかなと。しかし、E=mc2とE=1/2mv2の関係はなんとかあってもしかるべきか、難しいのかな。
 久しぶりにカクミチオ先生のご尊顔。
 WGBH作らしい。アメリカっぽいかな。
 女性の視点がとてもよかった。
 エミリ・デュ・シャトレやマリ−・ラヴワジエをきちんと中学生に教えるというのは重要だなと思った。最近の日本の学校ではどうなんだろう?
 

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エミリー・デュ・シャトレとマリー・ラヴワジエ―18世紀フランスのジェンダーと科学: 川島 慶子
 
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火の女 シャトレ侯爵夫人―18世紀フランス、希代の科学者の生涯: 辻 由美
 リーゼ・マイトナーについてきちんと扱ったあたりは、英米の良心というものを感じたな。日本ではあまり語られないような感じがするが。そうでもないのだろうか。
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リーゼ・マイトナー―嵐の時代を生き抜いた女性科学者: R.L. サイム,Ruth Lewin Sime,鈴木 淑美,米沢 富美子
 弾さんが紹介しそうな本だが、というかすでに紹介しているのだろうか。
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人物で語る物理入門 (上): 米沢 富美子
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人物で語る物理入門〈下〉: 米沢 富美子
 オットー・ハーンについては「裏切り」としていた。このあたりは、バートランド・ラッセル世代の我々はけっこうマジな再考なのだけどな。よくわかってない人も多いのだろうな。
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オットー・ハーン―科学者の義務と責任とは: K. ホフマン,Klaus Hoffmann,山崎 正勝,栗原 岳史,小長谷 大介
 肝心のアインシュタインだが、女好きのキャラとして描いていたのはよいし、ミレーバ・マリッチについても随分裂いていたのだが、それでも、これだけ女性の視点を取り上げた作品なんだから、このDV亭主とミレーバについてはもうちょっと言及してもよかったのかも。つまり、ミレーバの業績。
 とはいえ、この問題は極めて現代的。
 ⇒Mileva Maric - Wikipedia, the free encyclopedia
 ⇒Arguing about Einstein's wife (April 2004) - Physics World - PhysicsWeb
 
追記
 リーゼ・マイトナーはてなリンクがあって、へぇあるんだと思って見てワロタ。
 ⇒リーゼ・マイトナーとは - はてなダイアリー

1913年、エディス・ユングハウスと結婚。