読売社説 [イラン核問題]「国際社会へのあからさまな挑戦」

 私はこういう文章を読むと軍靴の音が聞こえるように思う。
 ブログを初めてあるていど予想されたことだが、私を右翼扱いしてバッシングする勢力が現れた。だが、私は世間で軍靴の音だとか騒がれていることの多くはくだらないと思う。靖国問題などたかが新興宗教の問題である。しかし、ま、誤解はされるし、誤解を解く道なんかない。
 こうした読売の社説にかすかに軍靴の音を聞く感性が大切だと思う。声高に否定するのではなく。
 少し補足する。

 急ピッチで核開発を進めるイランに時間稼ぎを許してはなるまい。そのためには、安保理の5常任理事国を始め主要国が足並みの乱れを露呈させないことが、決定的に重要だ。
 12月の決議採択に至る過程で、ロシアと中国は、厳しい制裁措置の導入に難色を示した。イランと深い経済関係を有するという事情はあるにせよ、核拡散阻止へ向け、両国とも大国としての責任を果たすべきだ。

 ロシアと中国が経済関係が大きいにせよそれだけでイランと組んでいるわけではない。そのあたりを解きほぐす、思想によって対峙しようとする、つまり現実を見つめるということがなくて……と思う。