日経社説 腑に落ちない日興の決算訂正

 上場会社の決算は投資情報の基本である。監視委は虚偽の決算をもとに500億円の社債を発行した日興本体に対し、調達額の1%に当たる5億円の制裁金処分が相当と判断したようだ。しかし、証券市場の公正な価格形成に責任を負う証券会社として手続きミスで済む問題か、経営責任の取り方を含め疑問が残る。
 監視委は実質支配下特別目的会社を連結の範囲に含めなかったことも法令違反と指摘している。日興の説明で十分なのか、金融庁は会計処理の在るべき姿をあいまいにせず、監査法人の責任を含めて、行政としての姿勢をはっきり示すべきだ。

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