朝日社説 携帯電池 安全対策を急げ

 はぁ、という感じか。

 日本勢は携帯向けを中心に小型化・高出力化を進めてきた。しかし、今回の回収で、安全性の向上についても抜本的な取り組みが必要になってきていることがはっきりした。
 今回の事態を引き起こした三洋は携帯向け電池のトップメーカーだ。業界の先例となるような厳格な生産管理や安全検証の仕組みを早急に作ってもらいたい。
 経済産業省も、リチウムイオン電池の安全基準作りを進めているが、こちらの作業も急がなければならない。

 これが社説の結語であっていいのだろうか。っていうか、そういう問題だろうか。
 個別の問題(電池特有の問題)があり、そうしたパティキュラーな問題に「安全性の向上についても抜本的な取り組みが必要」というジェネラルな対応が議論足りえるのだろうか。
 「厳格な生産管理や安全検証の仕組み」それ自体が、おそらくこの執筆子素人だろうと思うのだが、規格化されているはずだ。
 この問題は案外根が深いと思うし、聞屋なら直感的に変だと思って取材しまくるのではないかと思う。