ぶくまより ずれた話だが

 ⇒法務だけど理系女子の綴るblog: 女の子が子供を産むために払っている犠牲の一例

独断と偏見で選んだ関連してそうな現在の私の服用薬:パキシル(SSRI)、トウキシャクヤクサン、ソラナックス、頓服でレルパックスとイブクイック。

 トウキシャクヤクサンというのは当帰芍薬散。
 処方は、6味: 沢瀉4.0、芍薬6.0、蒼朮4.5、茯苓4.5、川艸弓3.0、当帰3.0。
 原点は、金匱要略
 ⇒処方名のいわれ21当帰芍薬散

一方、3〜5世紀の『名医別録』は当帰に「中を温め止通する」、1世紀頃の『神農本草経』は芍薬に「止通する」と記す。

さらに葛洪(281-341)の『抱朴子』至理篇に、「当帰・芍薬は絞痛を止める」とある。つまり当帰・芍薬が本方の効果を代表するので、当帰芍薬散の方名が与えられたらしい。

 で、と。
 中将湯だね。
 ⇒『漢方医学新聞』第3号・2面

(局)シャクヤク------2.0g
(局)トウキ----------2.0g
(局)ケイヒ----------1.5g
(局)センキュウ------1.0g
(局)ソウジュツ------1.0g
(局)ブクリョウ------1.0g
(局)ボタンビ--------1.0g
(局)トウヒ----------0.7g
(局)コウブシ--------0.5g
(局)ジオウ----------0.5g
(局)カンゾウ--------0.4g
(局)トウニン--------0.4g
(局)オウレン--------0.2g
(局)ショウキョウ----0.1g
(局)チョウジ--------0.1g
(局)ニンジン--------0.1g

 ま、そゆこと。
 ⇒日中医薬研究会・関西支部: 今月の植物 トウキ(当帰)

 戦前、東京の渋谷から玉川電車に乗って、道玄坂上までくると、特異な芳香がただよってきた。
 これは路線脇の津村順天堂の中将湯工場が放つ薬草の匂いで、筆者の少年時代、母がよく振り出しで飲んでいた婦人薬の実母散や中将湯の主薬である、当帰やのセンキュウの匂いである。
 明治天皇の侍医であった浅田宗伯によれば、「当帰」は閉を通じ気を順調にするので、能く人体の気血を復帰させるからだという。
 また古く中国では、婦人病のために主人に蒸発された婦人が、裏山に自生するこの薬草を服用し続けたところ、健康と美貌を回復し、その噂を聞いてめでた夫が帰ってきた、「夫当に帰る」名薬であるからとも伝えられている。

 「夫当に帰る」、と。
 ところで、この当帰だが、実は米国人女性がよく飲んでいる。
 以下略。
 ああ、まあ、読んどけ⇒「 誰袖草: 本: 中里 恒子」