朝日社説 民主党の政策 説得力のある対立軸を

 自分の体調のせいかもしれないが、この社説はちょっとイヤなものを感じた。

 日本が行使できる自衛権の範囲とはどこまでなのか、専守防衛の原則から判断する。そんな趣旨のようだ。
 また、国連の平和活動について「主権国家自衛権行使とは性格が異なる」とし、軍事的なものも含めて積極的に参加するとうたった。
 冷戦終結や新たな軍事技術の登場などで、安全保障の環境は大きく変わった。国連の活動も多国籍軍型が増えるなどかつてとは違ってきた。そんな中で日本はどんな行動をとるのがふさわしいのか、政策を改めて整理すべき時期にきているのは私たちも同感だ。

 この構想は小沢が十年一律で語っていたことで、それをなにか最近の議論のように読むのはいったいどういう了見なのだろう。そして、今どうすべきかより、湾岸戦争から今まで日本はどうであったか、もっと踏み込めば、湾岸戦争のときの小沢をどう朝日は評価するか。小沢は変わっていないのだということを適当にネグってしまっては困る。
 あと、民主党の政策というとき、いかにも話題といった部分ではなく、農政などどうなのかというきちんとした問題提起をしてほしい。というか、朝日の社説がブログの放言レベルになっている。