酒を止める日

 ⇒エキサイト社長、山村幸広のインターネットブログ : なんか「焼酎」に飽きてきました。 10月31日

「ヘン、酒を止めてまで、生きとうはないわ。」
「私の言うこと聞く?」
「てやんでえい。」
「いい?ビールをジョッキに一杯にしなさい。そして日本酒を焼酎に。焼酎の水割りだったら10杯まで飲んでいいわよ。そしてブランデーはウイスキーに変えるのよ。そしてシメはなし。どう守れる???」
「御意に。」
 という事で、私の焼酎探しに始まった、そりゃもう有名どころの焼酎はみんな飲みましたよ。しかし芋はどうもすきになれなかった。そして行き着いたのが、「兼八」であった。これなら毎日飲める。それからは「兼八」、泡盛の「わんから」、「銀の水」らを探し当てた、ボトルキープの全ては、ヘネシーから「響」へ。シメはやめた。
 しかし次の年のドックは違う人間になっていた。今でもあの時の女医さんに感謝している。他の人たちのように彼女は「やめるな。」といわなかった。しかしあの時からお会いできていない。

 よいお医者さんでした。
 まあ、人生、酒を止める日は来る。(ちんこが勃たなくなる日も来る)。幸いにして、その日は臨終と重なることが多い。
 私は、不幸にして(あるいは神のお恵みで)、その前に来た。
 5年たって、ちょっと飲むようになった。昔を思うと泣けるほど、ちょっと。趣味も変わった、っていうか、趣味なんかなくなった。