朝日社説 ノーベル平和賞 貧困克服への長い歩み

 セン氏は経済成長だけを目標にする開発援助を批判し、民主主義を根付かせ、雇用の安定や健康、環境の改善を通じて安全を守る「人間の安全保障」を提唱した。人々の能力を信じ、相互扶助の精神で貧困から抜け出ようとするユヌス氏の考えにも通じる。
 経済のグローバル化では、ともすると強者の論理が幅をきかせ、途上国や弱い立場の人への恩恵は少ない。グラミン銀行の活動は、そんな負の側面を克服していく道を指し示すものともいえる。

 なんか問題の所在がわかってんだろうか。まあ、どうでもいいか的な話で終わってしまった。
 マイクロファイナンスは、頼母子講でしょ。無尽でしょ。沖縄の模合ですよ……とまで断言するのもいかがなものだが、これを機に朝日新聞も各種相互銀行の歴史でも読んでみてはどうか。この社説のようにいきなり超越的な立場に立てると思わず、日本の近代化とこういうした社会の関わりから日本の出所をよく知るべき。ついでにいうと街金もこういう視線から少し考えるべき。
 参考⇒相互銀行 - Wikipedia
 参考⇒無尽 - Wikipedia