読売社説 [王子TOB失敗]「それでもM&Aは時代の流れだ」

 朝日よりこっちがましだな。

 王子の篠田和久社長は、「和洋折衷の手法に矛盾があった」と自らの敗因を分析している。
 しかし、世界を見れば、鉄鋼最大手のミッタル・スチールが2位のアルセロールを買収するなど、敵対的な再編はごく一般的だ。国際競争が激化する中で、日本企業も一段と、経営にスピードが求められる場面が増える。敵対的なものも含めて、戦略としてM&Aを選択するケースは、今後も増えるだろう。

 「和洋折衷の手法に矛盾があった」とのみも言えないのだが、今回のケースは反省材料にはなるのだろう。