これで岸の亡霊が出てくるのだろうか

 安倍晋三が次期総理で決まりということのようだ。私が安倍を支持しないのはすでに書いてきたとおり。一部誤解されているが小泉を支持しているわけでもない。逆に依然小沢一郎を支持している。まあ、長い付き合いってこともないが長く見ているので少しの悪評とかではあまり考えを変えない。
 で、安倍絡みで岸の亡霊が出てくるのだろうか。こないだ原理教関係のしょーもない小ネタが出てきて、逆に今のネットの左翼さんって昭和史を知らないんだなと思った。若いのか。まあ、私の世代でも知らないもんだろうか。
 この問題ちょっと微妙で、いろいろ言われているけど、晋三の父っつあん、安倍晋太郎がたいしたことなかったんで、考え落ちかとも思う。
 ⇒安倍晋太郎 - Wikipedia

竹下登宮沢喜一と共に「ニューリーダー」と呼ばれ、「三角大福」後の自由民主党を担う有力政治家の一人であった。岸信介の女婿にあたり、小泉純一郎内閣で官房副長官内閣官房長官自民党幹事長を歴任した安倍晋三は次男に当たる。通称「アベシン」、また、人柄が良く、脇が甘いことから「プリンスメロン」とも言われた。

 まあ、閨閥として女婿というのがあるからだが、それにしても、晋三だってその系統。
 ウィキを見ると「勝共連合統一教会とのコネクション」の項目説明が薄い。
 むしろ。

「外交の安倍」と言われ、岳父の岸の対米人脈を生かした。その一方でパフォーマンスに長けた中曽根首相の陰に隠れてしまい、外相としても新機軸を打ち出せずに終わったとも言われ、ポスト中曽根を目指して打ち出した政策である「グローバル・ニューディール」も国民世論の理解を得たとは言い難かった。また、長きに渡って激職である外相を勤めたことが、寿命を縮めた面も否めない。

 まあ、これはけっこう言える。中曽根への米バックが強かった。逆にいうと、晋太郎は見捨てられていたとも言える。
 ただ、ここは考えようで、中曽根っていうのはトリックスターである意味で一発屋だが、晋太郎系が温存されていたとすると亡霊は出てくるだろうな。

中曽根総裁の任期満了により、後継総裁候補として安倍、竹下、宮沢が出馬するが、中曽根の巧妙な戦略とニューリーダー自身のひ弱さにより、中曽根に指名権が握られ、世論などでは雰囲気として安倍が有利とされたが、結局、中曽根は竹下を後継総裁に指名した。

 まあ、亡霊じゃないんだよという話もあるだろう。
 案外、米国民主党のほうが繋がりが強いのではないか、カーター、クリントン時代を思うと。